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水谷 嘉信
1956 三重県に生まれる 1980 大阪工業大学建築学科 卒業 1980 渡辺豊和建築工房 勤務 1984 水谷嘉信建築設計事務所 設立 1986 地中海地域渡航(南ヨーロッパ、北アフリカ) 主に、街や集落に興味を持ち半年間考察 1990 旧伊丹郷町モデル住宅設計競技 入賞 1991 西武百貨店「スタジオカーサコンペ」 入賞 1999 第38回 京都デザイン大賞コンペ 伝統工芸特別賞 2003 大改造!!劇的ビフォーアフター出演
地中海周辺の集落を中心に多くの国々興味を持ち訪れ、その生活やスペースの多様性には驚きました。それらは皆、その時その場所で最も合理的につくられたものばかりでした。 それらの集落には美しい街路空間がたくさんあります。風や光を採り入れ、人と接するための重要な場所であり、奥まった路地は、京都の袋小路や坪庭と同様、外でありながら内の要素も持った、曖昧な中間的な魅力的な場所でした。 このように、建築は多様でエキサイティングであると同時にとても繊細でデリケートな部分も重要な要素の一つです。
‘中庭’や‘街路空間’に魅力を感じます。それは、内と外との‘接点’ともいえる、魅力ある曖昧で中間的な場所だからです。 住居に‘外部空間’をどこまで引き込むことが出来るか、いろいろな性格の空間を、ある‘装置’で閉じたり開いたり、その時々の様々な表情を生活の中に取り込んだ、いろいろな意味で‘開く可能性を持った住居づくり’に興味があります。 風と空気、光と影、時間と空間。 住み手の記憶の中で、大切なシーンをつくり出す器としての空間、心地よい居場所づくりを考えています。
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